医療法人 南輝 みやはら耳鼻咽喉科

医療法人 南輝 みやはら耳鼻咽喉科

みやはら耳鼻咽喉科は2006年のクリニック開業後、最寄り駅の岡山駅からは25分と立地はお世辞にも良いとは言えない中で、医業収入は順調に推移し、開業5年目の2010年には年間医業収入が9,000万円を突破し1億円の大台が見えていました。

ところが2010年から数字は伸び悩みます。2012年には年間医業収入は8,000万円台まで落ち込みました。原因は診療のキャパシティーの限界。多くの患者が来院し、待ち時間は長いときには2時間オーバー。通常18時半に終わる診療時間も、20時をまわることもしばしばでした。花粉症時期には定時であがれない日が毎日のように続き、関係性が良好だったスタッフからも、不満が噴出するようになったといいます。

そんな中、みやはら耳鼻咽喉科は以下の3点に取組み、成果をあげました。

①クラーク(シュライバー)を常時2名配置

医療法人 南輝 みやはら耳鼻咽喉科クラーク(シュライバー)スタッフの配置は、電子カルテでは重要ですが、同クリニックは「現在の患者」「次の患者」の2名分のカルテを常時立ち上げて、かつそれぞれ別のクラークが分担する2名のクラークを配置しています。
この効果は非常に大きく、紙カルテのように途切れない診察が可能になっただけでなく、クラーク役のスタッフは自分の守備範囲が狭まったことにより、入力内容の精度が上がり、あとから院長が手直しをする回数が格段に減りました。診療中に電子カルテに触らなくなったおかげで、院長は患者の顔を見て診療が行えるようになり、患者さんの満足度も上がりました。またクラーク教育に関しても効率的に行うことができるようになりました。

②治療・症状説明のツール化・見える化

医療法人 南輝 みやはら耳鼻咽喉科「前回あれだけ時間をかけて説明したはずなのに、なんでまた同じような質問をしてくるの?」という声に出せない悲しい叫びはどの先生でもご経験があると思います。
同クリニックは症状解説のためのリーフレットを作成・配布しています。院長が詳しく説明する代わりに「これまた読んでおいてくださいね。」と言って渡すようにした結果、患者の理解度・満足度は格段に向上しました。現在では検査内容の説明や鼓膜切開をした後の注意点など様々なツールを作成しています。また、症状や器官の説明をする必要がある場合は、口頭だけではなく、診察室の壁に設置した液晶モニターに写した画像をもとに説明を行っており、こちらも患者の理解促進に大いに貢献しています。

③待合室・ネブライザースペースでの情報提供の徹底

医療法人 南輝 みやはら耳鼻咽喉科診療室外での情報提供には以前は紙のツールを使用していましたが、最近ではiPadなどのデジタルツールを積極的に使っています。治療方法などに加え「耳掃除はしたほうがいい?」「耳鼻科と内科どっちを受診したらいい?」といったよくある質問なども流しています。病院でiPadが珍しいのか、患者も熱心に見ています。

上記のような診療オペレーションの改善を行ったことによって、患者のお待たせ時間は短縮。同時に「丁寧だけど診察が待たない」という良いクチコミが生まれ、患者数は以前のピーク時を超え、保険点数自体の伸びも順調で1億円の大台も達成しました。

担当コンサルタント

田熊 孝治

田熊 孝治
大学卒業後、船井総合研究所に入社。
入社以来、歯科・矯正歯科、医科では耳鼻科・小児科・美容外科などクリニックを中心とした医療業界のコンサルティングに従事。
現在は耳鼻咽喉科、内科、心療内科などの医科診療所に特化したコンサルティングを行っている。
クライアントの医院規模は1ドクター1スタッフにて運営する医院から、6名のドクターを要する大規模医院までさまざまである。
「一過性でない永続する強い医院作り」をテーマに、医院の現状に即した、具体的かつ即実践可能な提案がクライアントからの信頼を得ている。

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