白山レディースクリニック

白山レディースクリニック

白山レディースクリニック昨今の日本社会は周知の通り、少子化や晩婚化が急速に進んできており、婦人科業界は大きな影響を受けている。この時流の中で、婦人科クリニックは他院との差別化を図ることが急務となり、患者にとってどのようなメリットを与えることができるかを明確にしていかなければならない。
そのような背景の中で、東京都文京区白山に婦人科としてクリニックを構えている「医療法人社団光樹会 白山レディースクリニック」の取り組みに注目し、私達船井総研医療支援部医療チームは取材を行ってきた。
白山レディースクリニック(以下「当院」という)の取り組みは、地域の特性や患者のニーズを掴んだ画期的なものであり、院長である中村久基医師はがん検診普及を目指し、今後も更なる展開を考えていた。

大学病院との連携

当院では4Dエコー等の最新機器を取り入れ、妊婦の方々に対して妊婦健診を積極的に行っている。さらに、出産が間近になると近隣の大学病院等に、分娩や緊急対応を委託する連携体制まで整えられている。このような地域の診療所と大学病院等の連携体制はセミオープンシステムと呼ばれ、妊産婦の方々にとって非常に高い利便性、安全性が見られる。何度も医療機関に脚を運ばなければならない妊娠期間中は、比較的待ち時間の少ない診療所に通院し、高度な医療技術を求められる分娩や緊急対応は、器材も人員も常に充実している大学病院等で行うことができ、セミオープンシステムはどの妊婦の方にとっても望ましい環境であるといえる。

不妊治療の取り組み

白山レディースクリニック当院では、開院当初から不妊治療に力を入れており、現在の医院体制の主軸となっている。不妊治療が大きく展開された要因としてタイミング法や人工授精など、様々な不妊治療を扱っていることも挙げられるが、それ以上に、当院の不妊治療はクリニック周辺の地域性と相性が良いようだ。
当院が構えている東京都文京区白山は労働人口が非常に多い地域であるため、晩婚化傾向が強まりつつある。白山では晩婚化の進行と共に、高齢出産の割合も高まり、この動きに比例して不妊治療の需要が大きくなりつつある地域なのだろうと中村院長は考察していた。
やはり、軌道に乗ることができている医療機関は地域との相性が良く、社会的なニーズを捉えることができているようだ。

更年期の方々へのアンチエイジング

当院に来院される患者の中には更年期の方々も多いようだ。そこで、中村院長はアンチエイジングにも取り組み始め、IPL光治療とホルモン補充療法に特に力を入れた。中村院長はホルモン補充療法に関しては効果が特に高いと捉えており、今後更に実績を伸ばしていく予定だ。
アンチエイジングの展開により患者の満足を得られることは期待しているが、中村院長の本当の狙いは、アンチエイジングをきっかけに当院に来院をしてもらい、当院のがん検診に関わってもらう機会を創出することにある。これは日本にがん検診普及の必要性を感じている中村院長らしい考え方といえるだろう。婦人科を超えて患者にアプローチをしようとする中村院長の取り組みはやはり素晴らしい事例である。

今後の展開

白山レディースクリニック中村院長は、がん検診の普及を大きな目標として念頭に置き、マンモグラフィーを今後更に積極的に活用をしていくことを展望しているようだ。そして、今後がん検診普及を実現するために、大きく2つの取り組みを考えている。一つは先述したアンチエイジングの更なる展開であり、もう一つは遠隔診療の導入である。
遠隔診療の主な活用方法は患者へのピルの処方だが、このピルを患者が服用する際、がん検診を行わなければいけないことに中村院長は着目し、遠隔診療の展開に伴いがん検診数が増えることを期待している。遠隔診療は来年の診療報酬改定で保険点数化される見込みが大きく、中村院長のこの取り組みは、時流を捉えた先進的な事例となりそうだ。

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