IMSグループ 医療法人財団明理会 行徳総合病院

IMSグループ 医療法人財団明理会 行徳総合病院 院長 田中 岳史 氏

医療法人 公仁会 姫路中央病院

未病から社会復帰まですべての人々に信頼され満足される病院へ

医療法人財団 明理会 行徳総合病院 院長 田中 岳史氏

 千葉県市川市にある行徳総合病院は、1980年の創設以来40年近く行徳駅の近くで199床の急性期病院として地域医療を担ってきたが、病院の老朽化が進み、患者数の増加にも対応できなくなっていた。2012年、田中岳史氏の院長就任後に、いくつかの条件が重なって新病院計画が始まり、2015年3月に307床の新病院として生まれ変わった。

新病院の建設にあたっては、「常に患者さまを第一に考え、すべての人々に信頼され・満足される病院を目指します」とした理念に則り、患者・地域住民・企業・自治体・職員の視点に立ち、これからの地域のニーズを捉えた上で、ICU・SCU・HCU・7対1病棟・地域包括ケア病棟・回復期リハ病棟、併設施設には、地域包括支援センター、居宅介護支援センター、訪問看護ステーションを持ち、高度急性期から在宅までを一貫して担うことができる体制を作り上げた。

健康啓蒙活動への取り組みで患者数アップ

同院では、未病の段階から地域住民に対する健康啓蒙活動へ積極的に取り組んでいる。具体的には、医師や各スタッフが、市民公開講座や健康教室の開講、自治体でのイベントや学校へ出向いての行事参加など、病院から外に向かって積極的に活動をしている。過去に院内で開催された健康教室では、120名もの参加者を集めたこともあるそうだ。こういった活動を続けることによって、移転後も多くの地域住民に病院のことが認知されるようになり、患者数のアップにつながったという。

医療法人 公仁会 院長 金丸 太一 氏

救急医療とセンター化

行徳総合病院では救急医療に力を入れている。救急車の受け入れ件数アップに悩まれている病院も多いが、同院では救急隊との連携に力を入れ、良好な関係を築き上げている。まず一つ目が受け入れスピードである。救急隊は少しでも早く患者を受け入れてもらいたいので、その立場に立って、体制を作り上げている。具体的には、院内ではホットラインを取ったら1分以内に受け入れ可否を判断できるようにしており、脳外科と循環器科では、科に直接つながるホットラインが準備されている。
さらに、医師と救急隊の顔の見える関係をつくることが、患者さんに必要な医療を提供するために重要なことであるとの考えから、救急隊との勉強会を実施し、双方の関係強化や質の向上に努めている。
もう一点、行徳総合病院の診療の特徴が「センター化」の推進である。診療科を単に標榜するのではなく、多科目が連携してチーム医療を推進していくために、センター化を推し進めている。現在は脳卒中センターや脊椎疾患センター等があるが、いずれは消化器科や循環器科のセンター化を進めていくとのことであった。院長はセンター化のメリットについて「縦割りでなく横のつながりが強化されるだけでなく、センターの名称に病名を入れたことで、近隣の患者さんや救急隊からの理解が得られたことだ」と話される。

脳卒中センター 脊椎疾患センター

病気治療後に社会参加まで支える回復期機能の強化

回復リハビリテーション

行徳総合病院が位置する医療圏では、今後回復期病床が不足することが予測されている。一方、診療報酬改定の動きを見ていると、医療と介護のシームレスな連携の重要性が示されている。
同院では、地域包括ケア病棟を有しており、急性期治療後にすぐ退院することが難しい患者さんに対しても在宅復帰へ向けて手厚い支援を行っている。ここで驚いたことは、地域包括ケア病棟の患者さんほぼ全員に3単位近いリハビリを提供していることだ。地域包括ケア病棟のリハビリは包括算定のため、平均2.3単位程度の病院が多いが、同院では必要な患者にはしっかりとリハビリを提供されている。
2017年12月からは回復期リハビリテーション病棟を開設し、一次予防や二次予防だけでなく、三次予防までを担い、地域のニーズに沿った病院経営を徹底されている。

さらに立地上、空港からのアクセスがよい。リハビリについては中国や韓国もまだ発展途上であることから、 IMSグループとして国際化に注力していく上でも、同院は重要な役割を有している。

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