「通所リハ立ち上げ方法」

2019年04月16日 (火)

科目:
整形外科
コラムテーマ:
整形外科

こんにちは。
船井総合研究所 医療支援部 上藤英資です。

今回のメルマガでは、
「通所リハ立ち上げ方法」
と題してお送りさせていただきます。

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■今回の内容
1.通所リハの事業計画は、現実的な目標か
2.始めるならば、ある程度の規模を目指すべき
3.悩むべきは、「集客」と「コンテンツ」
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1.通所リハの事業計画は、現実的な目標か
とうとう、2019年4月から、介護保険認定者(要支援・要介護両方)、運動器リハビリテーションの150日期限を過ぎた場合は、運動器リハビリテーションを算定できなくなりました。

それに伴い、通所リハビリテーションを受け皿として開設するべきか否か、を検討される医院が多いように思います。

実際に立ち上げることになった医院でよくあるのが、「思ったより利用者数が伸びない」ということです。また、自院の外来患者からなかなか通所リハに移行がされない、ということもあります。

ここで問題点としてまず挙げたいのは、始める前からの計画が、そもそも楽観的過ぎる、ということがあります。

医療保険と違い、介護保険という制度を利用する通所リハビリテーションという業態は、最終的なエンドユーザー(医療保険でいうと患者様)が自分で通う施設を決める、のではなく、その間にケアマネージャーという存在を挟みます。外来の患者様からの医院の評判がよければ、すぐに通所リハビリテーションにも人が集まる、ということに直結しません。

そのため、医療機関が通所リハビリテーションを立ち上げた際、医療保険と同じイメージで集客イメージを持っていると、非常に鈍い立ち上がりに感じることが多いです。

現実的な目標としては、立ち上げで、医院の外来患者からの移行組が20名~30名いる状態でスタートできれば御の字なのではないでしょうか。また、毎月の利用者増加のペースも、5名いればペース良く増加しているといってよいです。

2. 始めるならば、ある程度の規模を目指すべき
通所リハビリテーションを立ち上げた先生方から良くお聞きするのは、「立ち上げに労力がかかる割に、儲からない」ということ。

これについては、介護保険下での事業は、基本的に「数を一定規模以上やらないと、大きく利益がでない」ということを認識できているかどうか、です。スケールメリットによって、どんどん利益が大きくなる事業、と言えます。
介護保険によって単価は決まっているため、あとは数をどこまで増やせるか、で収入は決まります。

ゼロから新規事業を立ち上げる、という労力自体は、立ち上げた後の収入の多い、少ない(最終的な利用者が多い、少ない)に関わらず、ほぼ同じくらい大変です。(立ち上げた後の、運営の大変さは変わってくると思いますが)

立ち上げは大変ですし、立ち上げた後の利用者の枠数が少ない、ということであれば、「頑張った割に、実入りが少ないな」という感覚を持って当たり前です。

ですから、せっかく立ち上げを行うのであれば、「立ち上げてよかった」と言える収支ラインを目指して、利用者の枠数を計画立てるのが、経営者にとっては良いのではないか、と感じます。

一般的には、月の登録者数100名以上、収入は250万円以上が、経営者が「通所リハビリテーションを立ち上げて、医院にとって成長に繋がった」と実感できるラインなのではないでしょうか。また、立ち上げ責任者として頑張ったスタッフにも、十分還元できるようなポジションと収入を創れるラインでもあります。

3.悩むべきは、「集客」と「コンテンツ」
目標をどう決めるか、というのは、医院によって違います。ですが、共通するのが、利用者をどう集めるかという「集客」と、利用者にどのようにリハビリテーションを提供するかという「コンテンツ」です。

「集客」については、地域のケアマネージャーに、自院のことをどれだけ周知できるか、という一点だけに集中するべし、ということに尽きます。居宅介護支援事業所への訪問回数、訪問時にどのような接し方をしているか、利用者の報告をファックスだけで済ませていないか、今は付き合いのない居宅介護支援事業所にコンタクトできているか、などなど、様々なポイントがあります。

また、「コンテンツ」については、
(1)送迎があるかどうか:送迎がない場合、医院と関係のないケアマネージャーからの紹介は、ほぼ見込めません
(2)個別のリハビリテーションをどういう基準で提供しているか:全員に20分、全員だが時間は7分、要介護認定を受けている人だけ、など様々なパターンがあります
(3)集団体操での指導内容:レッドコードを利用したプログラム、トレーニングマシンを利用したサーキットトレーニング形式、など施設によって一番特徴が出るのがこの部分です

という3つが主なポイントです。

ここでご紹介した、「立ち上げ目標」「集客」「コンテンツ」の3点は適切かどうか。
この機会に、改めて、見直されてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は「通所リハ立ち上げ方法」についてお伝えしました。
ご不明な点がありましたら、お気軽に弊社までご相談くださいませ。

次回のメールマガジンもお楽しみに!

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この記事を書いたコンサルタント

上藤 英資

プロフィール詳細

入社以来、診療所のコンサルティングに従事。現在は整形外科を専門にコンサルティングを行っている。整形外科の集患強化・スタッフマネジメント・採用教育支援を行う。近年は整形外科が取り組む介護事業(デイケア、デイサービス、訪問リハ、居宅介護支援事業所など)の立ち上げ、活性化支援も手がける。

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